口腔外科で、親知らずの抜歯手術を受けた前回の続きとなります。
抜歯翌日~退院までは以下のような流れでした。(点滴は抗生剤で、点滴時と退院前に血圧と体温測定があり)
朝6時に抗生剤の点滴⇒ 朝食⇒ うがい⇒ 主治医による診察⇒ 薬剤師による服薬指導⇒ 問題なければ退院
退院予定時間は10時でしたが、病室では熟睡できなかったため、手続きと片付けを手早く済ませ、予定時間を待たずに帰宅しました。
抜歯手術よりも辛かった点滴
ぢつは45歳にして、入院も点滴も人生初の体験でした。
今回の入院で予期していなかった事は、抜歯よりも点滴の痛みに泣かされたことでした。
入院時のオリエンテーションで、点滴は1回刺される時の痛みだけで終わるとの説明でしたが、私はなかなか点滴の管が安定せず、トータルで5回以上は刺されました。
最初の苦戦は、抜歯前の静脈内鎮静法の点滴の時でした。
点滴の管が安定していないと、痛みがあるという事を初めて知りました。(世の中にはもっと辛い痛みがあるかもですが。。。)
手の甲なんて拷問のようで、ズーンっとした鈍痛があり、とにかく痛かった。
看護師さんも点滴を打った状態で私を手術室に連れていかなければならないため、スムーズに点滴が出来ない事に焦りだし、途中で針を強引にグリグリ入れ込もうとしてこちらも激しく動揺。
しまいには「(点滴)入ってる?」なんて首をかしげる始末。。。
私としてはまだ痺れるような痛みがあり、このような状態で抜歯手術に挑むことに不安を覚え、「確実に入れてください!」と強い口調でお願いしてしまいました。
結局手の甲は諦め、右腕に場所を変えてもらったら痛みはなかったので、管が安定したのかな。
その右腕も、手術を終えて就寝する頃には次第に痛みが出てくるようになりました。
初めての事だったし、こんなものかと我慢していましたが、朝6時の点滴で看護師さんが新たに抗生剤の薬を入れようとした時、前日に感じたようなズーンっとした痛みに再び襲われました。
早朝の病室で「痛い、痛い。。。」と何度も訴え、この時も場所を変えて点滴を打たれたのですが、結局最初に打っていた所は腫れており、左腕で試すことになりました。
とにかく点滴を入れようとすると痛むため、途中で看護師さんが別の器具を取りに行きました。
私は知識がないのでよく分かりませんが、細い針なのかな。。。?
新たな器具でようやく痛みもなく点滴を打つことが出来た時、頬に涙の後が伝っている事に気付きました。
まさに早朝の格闘とでも言うべき体験で、ただ寝ていただけなのにグッタリしてしまいました。
同じ抜歯手術を受けた同室の方は、点滴で手間取っているような様子はなく、前日も朝の点滴も5分も掛からず終わっていた記憶です。
入院に点滴は付きものですが、将来別の件で入院して点滴を受ける事が恐ろしくなってしまいました。
ちなみに針をグリグリされた手の甲は、しばらく内出血と傷が残り痛々しかったです。
兎にも角にも、点滴に苦手意識が刻まれた事は確かであります。
抜歯翌日~抜糸までの経過
抜歯前リサーチでは、傷口の痛みや出血、頬の腫れについてフォーカスされた体験談が多くて心配していましたが、私の場合は抜歯後の腫れや痛みは軽い方だったと思います。
抜歯翌日
お昼には帰宅。お腹も空いていなかったし、傷口の痛みもさほど気にならなかったけど、処方された痛み止めを飲むためパンとヨーグルトを食べ、午後は前日熟睡できなかった分を取り戻すかのように寝てました。
抜歯後2日目
前日より頬の腫れが大きいが、あまり目立たず。傷口の痛みも心配していた程ではなく、咀嚼できないながらも食欲旺盛で買い物に行く元気もあったので、パンやデザートを調子こいて食べていました。
抜歯後3日目
夜間より歯茎全体が痛むように。
しっかり歯磨き出来ない状態でパンやデザートを食べたせいか、歯肉炎らしき症状が出たのかと推測。今まで気休めで飲んでいた痛み止めも効果を求めて飲むように。
抜歯後4日目
頬の腫れが治まり、微かに黄色いアザが現れ、ようやく抜歯箇所を見れるまでに口が開き。
前日の夜から歯茎が痛み、歯磨きしたら左上の奥歯から出血。
満足に歯磨きが出来ないせいか、以前から悩まされている歯肉炎や知覚過敏の症状が出ている感じ。
抜歯後5日目
食後は歯茎周辺に痛みを感じるが、口の中がだいぶ動かしやすくなった印象。
抜歯後6日目
歯茎・咀嚼時の痛みに加え、アゴ全体も痛むように。
抜歯後7日目:抜糸
寝起きからアゴ全体の痛みとだるさが残るなか、午前中に抜糸。
抜糸は麻酔するほどでもないですが、ちょっと痛かったです。
傷の治りは順調で、親知らずのあった隣りの奥歯が虫歯だと診断されたため、抜歯後は風当たりが良くなってしみることを心配されたけどそのような兆候はなく。
かかりつけの歯科医で診てもらってね、と紹介状を書いてもらい、口腔外科での診察はこれにて終了。
アゴの痛みについては、片側ばかりで噛んでいると、咀嚼に無理な力が掛かるため痛くなってしまうらしく、しばらくすれば治まるとの事でした。
歯茎の奥からの鈍痛も気になっており、痛み止めは毎日欠かさず飲んでいました。
診察費用
入院費(1泊)・29856円
抜糸・1500円
<つづく>