前回記事:45歳・親知らずの抜歯から逃げ続けて15年 の続きとなります。
今回は口腔外科で、改めて親知らずを診察してもらった記録です。
抜歯を選んだ口腔外科の条件
かかりつけの歯科医では、親知らずの抜歯を行っている何箇所かの病院を選ぶことができました。
歯医者さんに返事をするまで1週間の猶予があったため、ネットで調べた結果、静脈内鎮静法を用いているとの記載があった口腔外科宛に紹介状を書いてもらいました。
抜歯に対する恐怖心が強く、45歳という年齢も気になっていたため、安全かつ快適な抜歯をアピールした紹介や、数少ない高評価なクチコミを信頼してみました。
静脈内鎮静法とは、簡単に言うと点滴から意識をもうろうとする薬を入れて、抜歯に対する恐怖心を取り除く処置とでも言うのかな。
実際に体験した感想は後日記載ということで、まずは口腔外科での診察について書き留めたいと思います。
口腔外科でも抜歯に抵抗してみた
予約した口腔外科では、初回にいきなり抜歯という事はなく、まずは診察前に歯のレントゲン撮影をしました。
その後、口腔外科の先生が口腔内をチェックし、現状の悩みとレントゲン写真を見ながら今後の治療の話し合いという流れでした。
親知らずの抜歯を覚悟して挑んだ口腔外科でしたが、相変わらず抜歯への恐怖心が強すぎて、可能ならば抜歯は避けたいのですが。。。と先生に言ってしまいました。
すると先生は残念そうとも言える何とも複雑な表情をしながら、目の前の凸凹な歯並びをしたレントゲン写真の一部を指差し、私に悲しい事実を指摘するのでありました。
それは、親知らずと接触している隣りの奥歯が虫歯になっており、奥歯の虫歯治療をするには隣りに生えた親知らずを抜くしかない!という残酷なものでした。
レントゲン写真を見ると、親知らずが接触している奥歯の一部が素人の自分が見ても分かるくらい黒い影が出来ており。
口腔外科の先生の見立てでは、この黒い影が虫歯で相当進行している状態との事でした。
直前まで抜歯を渋っていた私:ムヒカですが、さすがにこの事実には逃げ切れず、遂に観念して「抜きます!」と張り切って答えた次第であります。
抜歯に対する恐怖心に加え、その後に神経を抜くかもしれない虫歯治療が控えているとなると非常に気が重く。。。
と言っても虫歯になったのは、抜歯を勧められて15年間も逃げ続けてきた自分の責任なので、まずは親知らずの抜歯を無事に済ませることに集中しようと決意した口腔外科での初診でありました。
親知らずを抜けば、今まで習慣になっていた歯間ブラシでの他ベカス掃除から開放されるという特典も信じたく。
簡単ではないが、よくあるパターンの親知らず
見事なまでに水平だった、左下顎の親知らず。
抜歯方法は歯茎を1cm切開し、顎の骨を5mm削り、親知らずを機械で分割してから引っこ抜き、最後に切った歯茎を縫合という説明でした。
予定手術時間は20~30分ですが、レントゲン写真で見た自分の親知らずは、けっこう大きくて根もしっかり張っていた印象だったので、もしかしたら長引くかも。。。という見立てでした。
ただ抜歯に関しては先生曰く、実際にやってみないと判らないとの事でした。
抜歯を決意してからは、恐怖の矛先は抜歯後のダメージに変化。
抜歯後のダメージは手術時間に比例すると思い、なるべく手術時間は短いほうが良いと感じました。
先生の腕次第というのもありますが、自分の親知らず抜歯難易度について尋ねたところ、前述の通り、簡単ではないが、よくあるパターンの親知らずとの事でした。
これを聞いて、ちょっと安心したところもあったかも。。。
すごく話しやすい先生だったので、つい色々と質問してしまいましたが、抜歯後だと質問する気力も余裕も衰えるので、抜歯に対する不安や疑問点は手術前に聞いておいて正解でした。
抜歯手術1週間前
抜歯手術に備えて血液検査や尿検査をしました。
この時に手術同意書を提出したり、入院案内の説明も受けました。
入院手続きの書類で、保証人を2名記載する欄があったのですが、将来一人になった時どうしよう。。。と考えさせられちゃいました。
今は旦那が居て、両親も健在だから良かったのだけど。
ちなみに今、両親とは折り合いが悪く、かと言って他にお願いできるような保証人も居なかったので、勝手に父親の名前を書いて印鑑も旧姓の時の物を自分で押しちゃいました。
無事に手術と支払いが済めば、特に問題はないかと思いました。
ここまで来たら、後は体調を整え、当日は担当医にお任せするだけであります。
診察費用
初回・診察とレントゲン撮影:2320円
2回目・診察と手術前検査:3160円
<つづく>