前回のおさらい
左頬にあるホクロが痒く、皮膚科を受診。
悪性ではないものの切除して調べてもらう展開になり、総合病院の形成外科への紹介状を書いてもらいました。
ほくろ除去 切開手術直前の様子
「皮膚腫瘍摘出術」という形で、ホクロとお別れする時が迫りました。
診察室に隣接する手術台に寝かされ、まずは先生がホクロを撮影。
カメラ目線で決めてやろうかと思ったけど、目を開けたまま視線は外しておきました。
だったら最初から目を閉じていれば良かったかしら。。。?
手術室の片隅に置かれたCDラジカセからは、ジブリ映画のオルゴール音楽が流れていました。
同じ経験をされた方のブログを拝見すると、先生や看護師さんが会話で緊張を和ませてくれたりなんて記載がありましたが、私の場合は放置でした。
先生も看護師さんも、これから始まる手術に備えて無言で準備中。
少し経過したところでホクロの近くに局所麻酔を連打されました。
歯医者さんでの麻酔のように、場所によっては凄く痛いポイントがあるかと身構えていましたが、肉の厚い頬だったせいか、痛みはそれほどでもなかったです。
麻酔が効くまで10分ほど放置。。。
再び麻酔を連打され、いよいよホクロ除去手術の始まりです!
ほくろ除去 切開手術時の様子
手術時に被せられる布が思いのほか分厚く、粘着力と重みがあるのが印象的でした。
最初にこの布が唇に貼り付いてしまい、布下でひょっとこ面で手術に耐える自分が今思うと滑稽だった。
麻酔が効いて頬の感覚はないけど、頭ごと引っ張られるような強い力にひょっとこ面で必死に耐えていました。
「力づくでホクロをえぐり取っているのかしら。。。」
「手術って意外と力仕事なのかしら。。。?」
傍から見れば静かな光景かもしれないけど、自分にとってはすごくアクロバティックな感覚でした。
ひょっとこ面の最中は、頬を切ったせいか流血した模様。
先生がひたすら頬を拭う、拭う、またしても拭う。。。状態が繰り返され。
そのうち頬を拭われる事もなくなり、縫合作業に入った感じに。
この作業が長く感じました。
ここが形成外科医の腕の見せどころかも。
専門的な事は判らないけど、傷を目立たなくするよう細かな作業をしているのは伺えました。
先生の息づかいが聞こえ、別の意味でもちょっとドキドキ。。。そしてドキドキは更に加速!
あんなに麻酔を連打されたのに、途中で微かな痛みのような感覚が。。。!
面の皮が厚くて、麻酔が切れてきたのか?
我慢出来ない痛みではなかったのでそのままやり過ごしましたが、痛みが強くなったらどうしよう!という不安で「早く終われ!早く終われ!」と祈るばかりでありました。
ほくろ除去 切開手術直後の様子
手術自体は12~3分ほどで終了。
処置が終わると先生はサッサと立ち去り、看護師さんはすかさず手鏡を持ってきて「傷見る?」の一言。
強度近視なので傷は良く見えなかったけど、かまいたちに切られたような一直線の傷口に3ヶ所の黒い糸が目立って不気味でした。
それにしても最後のこの展開は一体。。。
一瞬、美容院での仕上がり確認とダブってしまいました。
先生の腕の良さを見せつけたかったのでしょうか。。。?
でも素人だから、傷口を見せられても返答に困るだけでありました。
診療代 9570円
薬代(抗生物質&痛み止め) 670円
手術当日から翌日までは、以下の状態で過ごします。
次回に続きます。
このままの状態では大袈裟で恥ずかしいけど、マスクをすれば大丈夫!
記事について
この記事は2015年1月下旬(当時41歳)、顔のほくろ除去切開手術を受けた体験記となります。
当時はホクロの切開除去手術を検討されている方、既に手術を受けて傷跡の経過が気になる方の参考になればと思い、私個人の経過や感じたことを正直に書き留めていました。
古い記録のため、ブログ整理の際に記事を外しましたが、せっかく綴った記録を削除することも出来ず、再び掲載することにしました。
個人の記録として、参考程度に見ていただけたらと思います。