親知らず抜歯手術体験シリーズも今回で最後となります。
前回記事:45歳・親知らず抜歯よりも辛かった点滴
今回は抜糸後の経過と、45歳にして親知らずを抜歯した私:ムヒカの正直な感想を書き留めてみました。
抜糸後、歯茎の腫れに悩まされ
抜歯手術から7日後、抜糸も済ませて口腔外科通いはこれにて終了。
私は傷口自体の痛みや腫れはほとんど無かったですが、一段落ついて気が抜けたのか、その日の午後から抜歯した周辺歯茎が腫れだし、それに連動するように上の歯茎や知覚過敏にも悩まされました。
2日程寝込んでしまった日もあり、痛みだしてから落ち着くまでに10日程は掛かりました。
不安になって途中でかかりつけの歯科医で診察してもらいましたが、たいした腫れではないと言われ、抗生物質と痛み止めを処方してもらい様子見となりました。
今思うと、抜歯後からお粥続きでまともな食事が出来ていなかったため、抵抗力が落ちて歯肉炎や知覚過敏を起こしたかもしれません。
肝心の食事も口腔外科の先生が言うには、「1週間は痛いけど、2週間すれば豚カツや唐揚げが食べられるよ!」との事でしたが、45歳の治癒力が遅い自分には全く当てはまらず、実際に普段通りの食事に戻れたのは抜歯から4週間後でした。
同じ頃、抜歯した隣り奥歯の虫歯治療をかかりつけ歯科医でお願いしたのですが、歯科医の先生が改めて診察したところ虫歯は存在せず。
口腔外科の先生からは神経を抜くほどの虫歯だと脅されていたので、余分な治療費覚悟で奥歯の詰め物を剥ぎ取って確認してもらいましたが虫歯はありませんでした。
レントゲンに写っていた黒い影が虫歯だと指摘された事を歯科医の先生に伝えたところ、横向きに生えた親知らずが長年に渡って奥歯に接触していた摩耗による黒い影で、恐れていた虫歯治療は免れました。
口腔外科の先生は、親知らずの抜歯で風通しが良くなり虫歯がしみることを心配してくれたけど、全然しみなかった理由がようやく解明してスッキリしました。
抜歯してよかった点
私に親知らずの抜歯を決意させた隣り奥歯の虫歯ですが、虫歯がなくても親知らずは抜いてよかったと思います。
抜歯は麻酔と静脈内鎮静法で先生にお任せ状態、入院時は看護師さんがいるので抜歯後の痛みに対しては安心感がありました。
個人的には抜糸してからが本当の戦いといった印象でしたが、人より2倍の時間がかかりながらも抜歯前のように美味しく食事が出来るまでに復活できました。
親知らずは人によって生え方や口内環境が異なるため、その後の経過もかなり個人差があると感じました。
歯間ブラシからの開放
毎食後、歯間ブラシで親知らずと奥歯の間の食べかすをほじくり出すのが習慣でしたが、抜歯したことで、この作業から開放されたことは大きなプラスでした。
歯間ブラシを使う場所は、内側の頬肉に覆われた奥深い場所だったため、毎回指で口を伸ばしながらの変顔作業でした。
勤め人だったらその行為を見られることを恥じて歯磨きが疎かになり、確実に虫歯やそれ以外の歯周病を起こしていたと思います。
幸い、歯間ブラシを使うようになったのは退職してからで、毎食後にこまめに歯磨きが出来ていたおかげで、虫歯から免れたかもしれません。
1泊入院による抜歯手術も仕事をしていた時は渋っていましたが、専業主婦の今ならチャンスだと思いました。
入院しないで抜歯できる歯科医院もあるかもですが、抜歯後のダメージって思いのほか大きいので、私は入院して良かったと思います。
歯肉炎や知覚過敏が減った
ここ数年、かなり高い頻度で歯肉炎や知覚過敏に悩まされていました。
症状が出る箇所は毎回決まっており、過去に虫歯治療(神経を抜いた)をした左上の奥歯でした。
実際に抜歯した親知らずは左下なんですが、なぜか抜歯後は左上の歯肉炎や知覚過敏の頻度がかなり少なくなりました。
自分でも不思議なんですが、親知らずと連動していたのかしら。。。と思ったり。
実際、抜歯後は連動するように左上の歯茎も腫れたので、次回の検診時に歯科衛生士さんに聞いてみようと思ってます。
激しく後悔したこと
私は過去について悔やむ事はほとんどないのですが、今回親知らずの抜歯を受けた後、人生やり直せたら。。。と悔やんでしまいました。
親知らずを軽視していた
45歳で親知らずの抜歯を受けた事は良かったと思いますが、出来ればもっと早くに実施するべきでした。
20歳前後の頃、奥歯のあたりに違和感を覚えて歯科医に行ったにも関わらず、自分に起こっている現実を無視して親知らずを放置してしまった事が悔やまれます。
歯科医に行ったのだから、もっとしっかり歯医者さんと相談するべきでした。
自分の歯に向き合う意識が明らかに低かった。。。!
もともと歯並びも悪く、過去に無駄遣いしていたお金と時間で歯列矯正をすればよかった。
きれいな歯で美味しく食事が続けられるって、人生ですごく重要!
そんな当たり前の事を今更ながらに気付き、自分の過去を悔やんでしまいました。
抜歯後は、ほとんど埋まっていた歯でも噛み合わせが変化するようで、就寝時に食いしばりがあったり、その後に舌を噛んでしまう事もあり、噛み合わせの重要さに改めて気付かされ。
※食いしばりに関しては、咀嚼できないストレスだったのではと後日歯科衛生士さんに言われました。
20代の頃は歯肉炎の症状も無かったので、抜歯後に歯茎の腫れに悩まされることもないのかなぁ。。。なんて思ったりで、しばらく過去を悔やんだり、無意味な想像をしてしまうネガティブ期間がありました。
親知らず抜歯後の食事記録
親知らず抜歯後、いちばん気になるのは今まで通りの食事だと思い、既に別ブログで抜歯直後から普段通りの食事に戻るまでの記録を紹介しております。⇒親知らず抜歯後の食事記録
抜歯後、実際に私が食べたものや作ったもの、抜歯後の経過が書かれております。
全部で13記事ありますが、食事記録がメインなので抜歯後の経過が書かれていない記事もあります。
最初の記事⇒親知らず抜歯後の食事記録【抜歯当日~翌日】
今回は、そこで書ききれなかった抜歯手術の記録をメインに書いてみた次第であります。
最後に。。。
親知らずは軽視せず、抜歯によるリスクもあるので、気になったら信頼できる歯科医や病院としっかり話し合い、自分が納得出来る方向で処置をお願いするのが良いかと思いました。
<おわり>